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テロから奪還作戦に変更し、塔の地下へと向かった。道中当然無数の警備兵に追われていた。
「しつこいな」
「だろうな。向こうは王様失踪の事件は俺たちがやったと思ってるようだぜ」
「弁解は無駄だろな………そもそも、なぜ失踪したのか…」
「王様やるのも嫌になったんじゃないか?」
「………シルナ、私はまじめに話をしているんだが」
「真面目に話してるぞ」
「っ!?」
振り向きシルナの顔を見る。いつもの表情だ。
「ほれ、来るぞ」
その声を聴き、すぐに前を向く。こちらに迫る二人の兵。それらの兵は刃先で首をはね、矛先で胸部を貫き、屠った。自分だけでなく味方達の攻撃によって街が紅く染まりつつある。
「目的地だ!」
目的地の扉は固く閉ざされ、開きそうになかった。
「ここは任せてください!」
レジスタンスの一人が声を上げ、前に出た。そしててにもつ大槌で扉を殴り始めた。
「下がっててください!」
彼の持つ大土は特殊なもので槌の中に火薬を仕込んである。それを直撃させると同時に発火させ、巨大な一撃を当てるための機構。そしてそれは見事に重圧な扉を砕いた。
「ルマーカに続け!」
シルナが声を上げた。
塔の中には当然数多くの兵がいた。
「悪いが、ここは通らせてもらうぞ」
地面を強く蹴り、兵に肉薄する。そして一薙ぎ。兵を半分に切り裂き、行動不能にする。さらに柄を短く持ちさらに叩き斬る。
「さて、次はどいつだ?」
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