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夏の蒸し暑い中、
鏡の前で一人の少年が不安を抱えていた。。。
少年の名は、『田中 達也』。
前の学校の時には、タッツン・たっちゃん・たつじろう・おまけに最後は、『長瀬 とも○』なんてのも呼ばれていた。(結構、似ているのかも。。。照れ)
ルックスは、悪い方ではなくむしろいいほうだ。
身長は、175CMぐらいで髪は、ショートを長くした感じ。
性格は、明るく、面白い。素直でだまされやすい。
また、少し心配性でもある。
だけど典型的な主人公気質であるには違いない。。。。なんて(笑い)
こんな情報は、後まわし後まわし。
そう”前の学校”と書いたが、俺は、親の都合により
栖鳳西湧高校と言う学校に編入することになった
今日がその最初の初日なのである。
<あ~緊張するな~、全く誰も知らないしな~、いじめられないかな~、
いや待てよやっぱり一番最初が肝心だよなっ!ギャグはどうだ?いや~だめだろうな~
>
そんな事を考えながら達也は、鏡の前でギュッとネクタイの紐を延々閉めては、
ゆるめまた閉めてをくりかえしていた。
ゴンゴン!ゴンゴン!いきなり横のドアが大きくなった!
『はやく出ろ達也!お父さんも仕事に遅れるだろが!』
親父の大きな声で、ハッと我にかえる。
『ごめん!今出るよ』達也は、とっさにドアをあけるとそこには、
あきらかに不機嫌顔をした親父がいた。
『達也~40分も洗面所使ってたんだぞ~』
『。。。ごめん』苦虫を噛んだような顔で達也は親父に謝った。
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