◆【転校】

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夏の蒸し暑い中、 鏡の前で一人の少年が不安を抱えていた。。。 少年の名は、『田中 達也』。 前の学校の時には、タッツン・たっちゃん・たつじろう・おまけに最後は、『長瀬 とも○』なんてのも呼ばれていた。(結構、似ているのかも。。。照れ) ルックスは、悪い方ではなくむしろいいほうだ。 身長は、175CMぐらいで髪は、ショートを長くした感じ。 性格は、明るく、面白い。素直でだまされやすい。 また、少し心配性でもある。 だけど典型的な主人公気質であるには違いない。。。。なんて(笑い) こんな情報は、後まわし後まわし。 そう”前の学校”と書いたが、俺は、親の都合により 栖鳳西湧高校と言う学校に編入することになった 今日がその最初の初日なのである。 <あ~緊張するな~、全く誰も知らないしな~、いじめられないかな~、 いや待てよやっぱり一番最初が肝心だよなっ!ギャグはどうだ?いや~だめだろうな~ > そんな事を考えながら達也は、鏡の前でギュッとネクタイの紐を延々閉めては、 ゆるめまた閉めてをくりかえしていた。 ゴンゴン!ゴンゴン!いきなり横のドアが大きくなった! 『はやく出ろ達也!お父さんも仕事に遅れるだろが!』 親父の大きな声で、ハッと我にかえる。 『ごめん!今出るよ』達也は、とっさにドアをあけるとそこには、 あきらかに不機嫌顔をした親父がいた。 『達也~40分も洗面所使ってたんだぞ~』 『。。。ごめん』苦虫を噛んだような顔で達也は親父に謝った。
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