◆【横山恵太】

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起きるとそこは、夏の日差しがまぶしく入る部屋。 目をあけるのもまぶしかったが、ゆっくり開けると天井が見えた。ベットの上だった。 『あ!もうほんとにかんべんしてよ~』田舎なまりの聞いた女性の声がベットの下の方で聞こえた。 腰を上げるとそこには、さっきのサラヘアーの男と30代ぐらいの綺麗なメガネがとても 似合い少しエロイ雰囲気のした綺麗な女性が丸椅子に座りながら話をしていた。 『だから!見かけない奴やったから、危ないと思ってさ・・!』と男性が話す。 『だからじゃないでしょうが~!先生の仕事を増やさないで!この1ヶ月で先生とももめるしほんとにどう思ってんの?』 ”先生”という言葉が出た瞬間ムッとした表情で男は窓の方向を向いた。 『先生や、見かけない奴は、やられてもしかたないんだ。。。』 『また!悪いこといってダメでしょう~。。。?。。。あら~起きたの?大丈夫?』 女性の多分保健室の先生が、こっちに気づき近づいて来た。 『あ。はい大丈夫っす。』 まだ、顔の右あごあたりがジンジンするけど、そう思いながら、殴ってきた男の方を少し にらんだ。 先生が少し大きな声で男性に言った『恵太君、謝りなさい』 男は、しぶしぶ『他校のやつらと間違えちまった。。。ごめん』 とぼそっと言った。 どうやらこのサラヘアーは、恵太と言う名前らしい。 少し気に入らなかったが転校初日から敵をつくりたくない気持ちもあったので 、許す事にした。 『はい!じゃあ仲直りね!』 『恵太君、義務としてもうお昼休みの時間だから 編入生の。。。ごめんなさいお名前わ?』先生が申し訳なさそうに聞いてきた。 『達也です。田中達也。』 『じゃあ達也君に校内を順に教えてあげて』 先生が笑顔で恵太に話しをした。 『あ~あ~わかった! じゃあいくか新入生!俺の名前は恵太や!横山恵太よろしく』 さっきの事はなかったかのように元気に椅子から飛び上がり、さっさと部屋を出て行った。 『まてよ!』 俺もすぐさま右アゴを抑えながら保健室を飛び出した。。。
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