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「大丈夫。そんな過去は俺が消します。俺が、必ず忘れさせてあげます。」
君の言葉は、意外だった。
私、断ったはずだ。
それなのに、
こんな風に言ってきた男は初めてだった。
「だから、もう泣かないで」
男の指先が、
私の頬を流れ落ちようとしてた涙を、
そっとぬぐってくれた。
優しい。
そして、
あったかい。
( この人は、今までの恋人達と違う、、…かな? )
その気持ちが、
君にキスさせた。
君と交わした、
初めてのキス。
今でも、覚えてるよ…――。
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