恋愛奴隷Ⅰ

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「私、まだ南條君の恋人にはなれないから。」 「え?したのに?」 「さっきも言ったけど、今の私ね、言葉だけじゃ信じられないの。信用出来ないの。体と体が繋がってる時しか信じられないの。」 「昔のせい?」 「そうかも。」 さっきみたいに、 深入りは、してこない。 それが、彼の優しさなのかもしれない。 「だからね。体だけの関係でもいいの。好きって言ったり、したり。ただ、それだけでいいの。今は、それだけで満足できるの。」 「なんか、セフレみたいでイヤだな~…」 「じゃあ諦めて。私、そーゆう恋愛しか今はできないから。」 「……わかったよ。でもさ、、、、」 「なに?」 「いつかさ、本当に俺を愛してくれる?」 「んー、まだわかんないかな」 「いつかでいいよ。」 「んー、わかった。いいよ。いつかね。」 二人で、指切りした。
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