恋愛奴隷Ⅰ

27/341

464人が本棚に入れています
本棚に追加
/341ページ
「イジメてやるよ。俺が過去を忘れるまでな。」 それが、龍哉の口癖になった。 それでもいいよ。 もっと、私を求めて、 そして、私を傷つけて、 それで、 私が君にしたことを忘れて、 そして、 私を愛して。 *************** もう、龍哉は約束を果たした。 約束通り、 私のちっぽけな過去なんて消してくれた。 自分の過去で、 私の過去を上塗りにして消したんだ。 そんな消しかた、そんな忘れさせかた、 ズルい、、。 最初、私が考えてた思惑とは正反対な状況になってた。 私は、龍哉に逆らえなくなった。 服従…、、、。 それが、私に出来る、 龍哉に対する、 唯一の罪滅ぼしになった。 憎んでいるが、 ちゃんと私を愛してくれる。 イジメてくるが、 ちゃんと、愛を感じる。 そんな龍哉から、 私は、離れられなくなっていた。 だから、 君の奴隷でもいいよ。 君の傍に、いさせてよ…。 もう、離したくない。 もう、離したくない。 そんな気持ちが、 私に君の体をギュッて強く抱きしめさせる。 今日も、激しいアレが終わった。 image=493817844.jpg
/341ページ

最初のコメントを投稿しよう!

464人が本棚に入れています
本棚に追加