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「イジメてやるよ。俺が過去を忘れるまでな。」
それが、龍哉の口癖になった。
それでもいいよ。
もっと、私を求めて、
そして、私を傷つけて、
それで、
私が君にしたことを忘れて、
そして、
私を愛して。
***************
もう、龍哉は約束を果たした。
約束通り、
私のちっぽけな過去なんて消してくれた。
自分の過去で、
私の過去を上塗りにして消したんだ。
そんな消しかた、そんな忘れさせかた、
ズルい、、。
最初、私が考えてた思惑とは正反対な状況になってた。
私は、龍哉に逆らえなくなった。
服従…、、、。
それが、私に出来る、
龍哉に対する、
唯一の罪滅ぼしになった。
憎んでいるが、
ちゃんと私を愛してくれる。
イジメてくるが、
ちゃんと、愛を感じる。
そんな龍哉から、
私は、離れられなくなっていた。
だから、
君の奴隷でもいいよ。
君の傍に、いさせてよ…。
もう、離したくない。
もう、離したくない。
そんな気持ちが、
私に君の体をギュッて強く抱きしめさせる。
今日も、激しいアレが終わった。
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