恋愛奴隷Ⅰ

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そう言えば、 龍哉、私にイジメられたから好きになったんだっけ。 なら、 好きだからその人をイジメちゃうなんて、 そんなおかしな恋愛表現の仕方をする男もいてもおかしくないかも。 世の中って、 私が理解出来ない意味不明な恋愛表現の仕方が、 多いのかもしれない。 もしかして… 私が龍哉をイジメてた理由ってのも、、、 そうだったのかな? 好きだからイジメた? ダメだ、 あの時の私が好きだったから龍哉をイジメてたかどうかなんて今更わかんない…。 でも、たぶん違う気がする。 単なる、うさばらしだったと思う。 彼は、そんな私の心中なぞ気にもせず、 ただ平然と、そして黙々と、 カタカタとパソコンのキーボードを打ち続けていた。
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