恋愛奴隷Ⅰ

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「ここ、間違ってる。訂正して、もう一回提出しろ。」 「はい…」 「終わったら、これも頼む。」 「はい…」 「あとこれとこれも…」 「……」 山のような書類を机の上に重ねられた。 「今日中に終わらせろ。」 こいつ、鬼だ。 優也が上司になって、初日だぞ。 初日からこんなんじゃ、 いつか私、死ぬ、 そう、私の本能が確信した。 しかも、上司に格上げされてから優也の席が私の真後ろに移動、 まるで、私は優也に監視されているかのような感じになった。 頼みの綱の龍哉は、 なんか昨日の夜から調子悪くて、 今日は仕事休んでる。 ちなみに、龍哉に優也との過去は言ってない。 なんか、言いたくなかった。 イジメてた自分が、 逆に誰かにイジメられてたなんて。
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