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「ここ、間違ってる。訂正して、もう一回提出しろ。」
「はい…」
「終わったら、これも頼む。」
「はい…」
「あとこれとこれも…」
「……」
山のような書類を机の上に重ねられた。
「今日中に終わらせろ。」
こいつ、鬼だ。
優也が上司になって、初日だぞ。
初日からこんなんじゃ、
いつか私、死ぬ、
そう、私の本能が確信した。
しかも、上司に格上げされてから優也の席が私の真後ろに移動、
まるで、私は優也に監視されているかのような感じになった。
頼みの綱の龍哉は、
なんか昨日の夜から調子悪くて、
今日は仕事休んでる。
ちなみに、龍哉に優也との過去は言ってない。
なんか、言いたくなかった。
イジメてた自分が、
逆に誰かにイジメられてたなんて。
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