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「さっきのことはもう忘れろ。
…俺も忘れるから。
だから、二人で忘れよう。」
龍哉が優しいキスを私にくれた。
しょっぱい涙の味と、
ほんの少しだけ、
鉄の味がした。
家に帰ってから、
過去に優也に何されてたか、
どんな過去だったか、
龍哉に話した。
「もうそんな過去忘れろ。
…由香をイジメていいのは、
この世界で俺だけなんだよ。」
そう耳元で囁かれて、
君に抱かれた。
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