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そして翌日、仕事、初日。
「いい加減起きないと遅れちゃうよ!」
「ん?…いけね!寝坊した!」
龍哉が朝っぱらから、
そんなんでいきなりドタバタ。
昨日、黙って早く寝ればいいのに、
エッチなんてするからだ。バカ。
部署が違うから、
寮を出る時間も違う。
龍哉は、私より10分早く出る。
玄関先で、龍哉にこう聞いた。
「大丈夫?忘れものない?」
「あっ、忘れた。」
「何?何を忘れた?それどこにある?」
テンパる私。
「…んっ、、、」
いきなり、龍哉にキスされた。
「俺の忘れもんはコレだ。」
「…バカ。」
「由香、遅刻すんぞ。」
「…あっ、そうだヤバイ!」
「んじゃ、いってくる。」
「いってらっしゃい。」
まるで、新婚さんみたいだ。
こうゆうの、
期待してた。
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