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「いつか、キズつくぞ?」
「もう、十分キズついてるよ。
…でも、龍哉は私のキズを消してくれるの。
優也は、私をキズつけるだけ。
好きだからってキズつけるって、優也言ってたけど、
私は、そんな恋愛したくない。
龍哉みたいにキズを消してくれる恋愛がいい。
だから、私は龍哉がいいの!
だから、、
私は龍哉が好きなの!大好きなの!!!」
「……」
とりあえずでもいい、
伝わったかな、
私の意志は。
優也に。
だからかな、
優也は後ろを向いた。
「…俺、まだ由香のこと諦めたわけじゃねーから。
いつか、由香に本気なってもらえるように自分なりに頑張ってみるよ。」
後ろを向いたまま、
そんな捨てゼリフを言って、
優也はいなくなった。
急いで、救急車をよんだ。
病院に連れてかれて、
もうドタドタだった。
結局、こんなドタドタがあったから、
仕事なんて行けなかった。
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