恋愛奴隷Ⅰ

66/341

464人が本棚に入れています
本棚に追加
/341ページ
病院で気がついた龍哉が私にこう言った。 「…俺、由香を守れんかった。 由香のことに対してのことだったら誰にも負けない自信あったのに…。 …俺、バカだ。」 「気にしないで。龍哉なりの守りかたでいいから私を守って。これからも!」 「…なんで泣いてる?」 「なんか、龍哉の気持ちが嬉しくて。」 「泣くなよ。」 「…無理。」 龍哉の胸の中で泣いた。 龍哉は、 ただ優しく抱きしめてくれた。 でも、この時、 龍哉の胸の奥には、 あることが芽生えてたんだよね。 それは、 とても自分勝手な理由で、 でも、、、 龍哉は男だから、 そう思っちゃったのかな。 ***************
/341ページ

最初のコメントを投稿しよう!

464人が本棚に入れています
本棚に追加