恋愛奴隷Ⅰ

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とてもとても、 冷たくて、 暗くて、 悲しいところにいた気がする。 しゃがみこんで、 泣いてた気がする。 誰かが、 私の背後から優しく抱きしめてくれた。 「…龍哉?」 「死ぬな。生きろバカ。」 そう、小さく囁かれた。 もう少しで誰かわかったのに、 結局、 誰かわかんなかった。 だって、 振り向こうとしたら、 目が覚めたから。
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