恋愛奴隷Ⅰ

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「ふぅ…やっと終わった」 パソコンの見すぎで、 目が疲れてる。 少し、肩も凝ってる。 …年かな? バカ言え、まだ21歳だ。 彼氏はいない。 男は、裏切るからいらない。 まあ、人に言いたくない苦い思い出が、 私にはあるのだ。 片付けも終わり、 スマホをみながら帰路につく。 会社を出た瞬間に、突然声がした。 「高瀬さん。お疲れ様です。」 「あら、南條君も残業?」 「違いますよ。高瀬さんを待ってたんです。」 「私を?なんで?」 「いきなりで悪いんですけど。 俺、高瀬さんのことが好きなんです。」 「え?いきなり何?」 それは、あまりにも、唐突な告白でした。
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