恋愛奴隷Ⅰ

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「どっかにアパートでも借りて……また二人で住んじゃう?」 「もう同棲なんかしてやんねーよ。」 「え?なんで?」 「実は、俺、考えてたことがあんだよ。それを試すいい機会だと思う。」 ニヤ…って龍哉が意地悪そうに笑った。 「なに?」 「前に、由香、俺を試したよな?」 「え?私、なんか試したっけ?なんのことかわかんない…」 その言葉は嘘だ。 確かに、前に、龍哉を試した。 試してた期間があった。 君を試す期間。 自分でも、忘れてた。
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