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「あ~!!!」
びっくりしたぁ。急に大きな声を出すから。
でも、どうしたんだろう?
「私、宇野実彩子。」
宇野実彩子?って誰。
「私の名前。よく考えたら自己紹介してなかったし。1年生だから同い年だよね。宇野ちゃんって呼んで!」
宇野ちゃんっていうんだ。すごく美人で背が高かったから先輩かと思っちゃった。
「あなたは?名前。」
あっ、私の自己紹介まだだったんだ。
忘れてたよ。
「私、伊藤千晃。千晃って呼んで!よろしくね。宇野ちゃん。」
あれれ?下、向いちゃった。
私、何か言ったかなぁ?
「千晃…。可愛い!」
「ほぇ?」
変な返答になっちゃったよ。
だって宇野ちゃんが急に抱きついてきたんだもん。
ていうより、可愛いのは宇野ちゃんだよ。
と、心の中でつぶやいた千晃であった。
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