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「じゃあ改めて、
初めまして僕の名前は『無空(むくう)』だよ。よろしくね?適当にあだ名つけて呼んでくれてもいいよ?」
「じゃあむっちゃんで」
「むっ!?…フフッ、つくづく君は面白いね」
なんだこいついきなり笑い出して…キモイ
イケメンなのがまたむかつく、が寛大な俺はそれを許してやろう。
「なんだ悪かったか?」
「いやいや、そんなことはないよ。むしろそんな風に呼ばれたことないからちょっと嬉しくってさ」
「へぇ~興味なi「むっちゃんとか、テラワロス」」
ケラケラと笑いながらセラフィムさんは床に転がっている。ツボが浅いようだ。
「セラちゃ~ん?」
ぞくっとしましたよ、ええ。
あの笑顔黒すぎて直視できないぜ…
ベキッ
「おうふ…」
「ざまぁ」
「じゃあ次は君の番だよ?古城くん」
「んあ?べつにいいだろ?そんなこと」
「よ・ろ・し・く?」
「サーイエッサー!」
流石にあの笑顔でお願いされたらやらせてもらうしかないね!
「俺の名前は…えーっと古城信博。17歳だった気がする。性別男。他になんか喋ることある?」
淡白な説明になった気がするけど、この程度でいいだろうと思った。
「はいはーい、好きなことプリーズプリーズ」
「好きなことは特にないでーす」
「嫌いなこと嫌いなことー」
「嫌いなことはないでーす。嫌いなものは今この場面で質問してくるやつでっす」
「うわーひどーい、セラフィム様泣いちゃいそ~」シクシク
いきなり嘘泣きをしだすセラフィム…さん。一応これでも上位の存在っぽいし、さん付けはしないといけない気がした。
「さて、ここらで質問タイムを打ち切りまーす」
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