嘆きの古城さん

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そう言った瞬間に俺は走り出した。 久しぶりだ。ここまで動くことができるなんて。 壁の破壊?床の亀裂?そんなことはどうだっていい。 今はただこの戦いを純粋に、 『楽しみたい』 「!いやぁ、すごいね君は。僕が知らない力まで持っている。その力がほしくなるほどだよ」 「さっきからペラペラうるせぇなぁ?舌噛むぞ?」 音より速く右の拳を突き出す、と少し遅れて左手を広げて相手の顔に向けて突き出した。 「それ…君も言えるよね?」 そう言いながらあいつは右手をつかみ左の手を優しく包んだ。 「俺は俺だからいいんだよ!」 振り払うように両腕をがむしゃらに振る 「ぷっ、あっはっはっは  その自信過剰な態度、いいねますます気に入ったよ」 余裕綽々な態度にとうとうキレてしまった。 「おい、てめぇ!真剣にやれよ!なんでそんなに笑いながらこっちに攻撃してこないんだよ!」 「え?だって君弱いんだもん。僕が”今”真剣にやるなんてありえないよ。」 「てめっ…」 「でもどうしても僕に殴られたいって言うなら、お望みどうりすこ~し本気でやるけど?」 カチン「上等だ。来てみろよ!」 「言ったね?じゃあこれで終わりだよ」 「なにをいtt」 その瞬間に一瞬息ができなくなりまた俺は意識を失った。 何回気絶すればいいんだよ、これ…
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