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「で?セラちゃん、なんでここに来たの?」
猫さん?というやつはセラフィムさんをセラちゃんと呼びながら少し威圧するように尋ねた。セラフィムさんの顔には汗がにじんできていた。
「い、いや?ちょっと暇だなーとか神さまの部屋をちょっと改造したいな、なんて思ったりして来てないからね?仕事から逃げたわけじゃないから…うん。」
おい、こいつ全然隠す気ねえじゃねえか。それ以上に全部しゃべっちゃってるし。
「ようし、セラちゃんにはお仕置きが必要なようだね?」ニコッ
「え?な、なんで?待って、ちょっとやばいって。その手の上にものしまおうよ?ね?あ、やばいちょっとそこの負け犬君助けて」
猫さんの掌の上にあるものはなんだろうか?というか今こいつ…
ブチッ
俺は考えることを一旦停止した。
「そうだね。猫さんもっとやっちゃっていいよ?」
「了解!」
「これから殺されるんですね、わかりたくないです…」
「久しぶりに5割行くよ~」
「ちょっと待って!?それシャレにならない!やめ、やめてえええええええ」
軽いけどだいぶ強いんだろうなぁ(メソラシー
そして俺はなぜここに呼び出されドゴオオォォォン…たのだろうか
早く本題に入ってほしいな
「おお、忘れてたよ」
汗を一切かかずに猫さんが戻ってきた
「じゃあまずは僕の紹介からだね」
「よっ、待ってました」
もうどうにでもなれ、というか猫さんに逆らえない。むしろ怖いです。
「じゃあまずは僕の名前からだね。『猫さん』なんて偽名だよ?」
「え?そうなの?」
「Oh…変に純粋だね、君」
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