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二人が仕事を始めてから数分後、執務室に入って来る人物が居た。
「悠禾、飛鳥居るか?」
「あら、侑じゃない。飛鳥なら奥で会議の資料を確認しているけれど…、警備部で何かあったの?」
悠禾と会話しているのは碧岑グループ警備部代表を務める白咲侑である。
中性的な見た目と武術の強さからよく男性だと間違われるがれっきとした女性である。
「俺のところじゃなくて総務の方から“あのドジな清掃員をなんとかしてくれ!”ってさ…。」
「またあの馬鹿は…!」
侑の話を聞いた悠禾は頭を抱えた。
このブルーフロンティア内で唯一と言っていいほどの問題児が居るのだ。
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