第1夜

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   ドンガラガッシャーン!とけたたましい音が不意にした。  悠禾と侑は咄嗟に身構えたが… 「ちょっと、紺埜!何やってんだい!!」 「すっ、すみませぇぇぇん!」  と聞こえてきたのですぐに「ああ…、またやったのか…」と頭を抱えたのは言うまでもない。 「すみません、今少しよろしいですか?」 「玻束秘書…!?」  悠禾が軽く咳払いをしてから声を掛けた。 「ゆ、悠禾ぁ~。」  涙でぐしょぐしょになった顔で悠禾に抱き着こうとする特徴的な髪型の少年はガシッと侑に掴まれた。
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