謎の転校生

2/15
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
長い夏休みが終わり、これから2学期が始まろうとしていた。 「おはようございます!」 元気な挨拶が倉原中の校門で交わされる。 生徒会が朝の挨拶運動で校門前で挨拶を行っている中に坊主頭に155㎝と小柄な豆山陽介の姿があった。 「ウイーッス!陽介」 豆山が振返ると身長174㎝と体格の良いツンツンヘアの青年が挨拶が目の前に現れる。彼が城崎球誠であり、2年前に比べると身体は大きく成長している。 「おはよー、球誠君!久々だけど、元気そうだねー!」 「陽介もな!野球部の方はどうだ?」 「相変わらず人が集まらなくて試合も出来ない状態だよ」 「そうか…」 「そう言えば今日から僕達のクラスに転校生が来るって知ってる?しかも野球やってたらしくて!」 「へぇ!野球部に誘ってみろよ!俺も協力するぜ!」 「ありがとう!」 「じゃあ、俺はそろそろ行くぜ!」 そう言い残し、球誠は去ってしまう。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!