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長い夏休みが終わり、これから2学期が始まろうとしていた。
「おはようございます!」
元気な挨拶が倉原中の校門で交わされる。
生徒会が朝の挨拶運動で校門前で挨拶を行っている中に坊主頭に155㎝と小柄な豆山陽介の姿があった。
「ウイーッス!陽介」
豆山が振返ると身長174㎝と体格の良いツンツンヘアの青年が挨拶が目の前に現れる。彼が城崎球誠であり、2年前に比べると身体は大きく成長している。
「おはよー、球誠君!久々だけど、元気そうだねー!」
「陽介もな!野球部の方はどうだ?」
「相変わらず人が集まらなくて試合も出来ない状態だよ」
「そうか…」
「そう言えば今日から僕達のクラスに転校生が来るって知ってる?しかも野球やってたらしくて!」
「へぇ!野球部に誘ってみろよ!俺も協力するぜ!」
「ありがとう!」
「じゃあ、俺はそろそろ行くぜ!」
そう言い残し、球誠は去ってしまう。
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