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渡辺に自己紹介を促されると転校生は頷き、口を開く。
「栃木の華山中から転校してきました木場翔と言います。野球部に入って、全国大会へ出ようと思うので、よろしくお願いします!」
木場の言葉にクラス全体がシーンとなる。球誠も度肝を抜かれていた。
(全国大会だと…??とんでもないヤツが入ってきたな!)
朝礼が終わり、球誠と豆山が木場の席へと向かう。
「よう木場!野球やってるんだってな!」
最初に話しかけたのは球誠だった。
「ああ!君達は?」
「俺は城崎球誠!そして隣にいるのが豆山陽介だ!」
「木場君は今年の全中にも出場した華山中出身なんだって??凄いね!是非、野球部に入ってよ!」
豆山が興奮しながら木場を見る。
「ま、まぁな…。そうか君達も野球部だったんだ!」
「うん!放課後に一緒にグラウンドへ行こう!」
授業が終わり、豆山と木場は野球部の部室へと向かう。部室に到着し、2人は部室に立ち止まる。
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