2人が本棚に入れています
本棚に追加
その箱は、左手の親指と人指し指でL字を作り右手で同じく逆Lを作り、箱に焦点を合わせ拡げていくと、そのサイズのドアになるというもの
但し、そのサイズには限界があり、大人の体が辛うじて通り抜けられるのが最大幅だという
そして
『向こうからは、こちらの姿は見えない
こっちは見ることはできるけど触れることはできないんだ。ボクたちの力ではここまでが限界』
そう言って少し肩を下げたように見えた
『指を窓の形にして、チッチに会いたいって念じてごらん。会いに行っておいでよ』
最初のコメントを投稿しよう!