不思議なプレゼント

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その箱は、左手の親指と人指し指でL字を作り右手で同じく逆Lを作り、箱に焦点を合わせ拡げていくと、そのサイズのドアになるというもの 但し、そのサイズには限界があり、大人の体が辛うじて通り抜けられるのが最大幅だという そして 『向こうからは、こちらの姿は見えない こっちは見ることはできるけど触れることはできないんだ。ボクたちの力ではここまでが限界』 そう言って少し肩を下げたように見えた 『指を窓の形にして、チッチに会いたいって念じてごらん。会いに行っておいでよ』
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