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「「・・・・・」」
「…花瑚は?」
「えっ」
少しでも奏甫の近くにとベッド端に寄っていたばっかりに、驚いて上体を起こそうと着いた手が端からずり落ちると同時に身体ごと落ちてしまった。
「大丈夫か?」
すぐ傍に聞こえる奏甫の声。
「いたた。…うん」
すると、「・・・・くっ」って。
ん?とようやく眼も慣れてきた暗闇の中、落ちた状態のまま奏甫の方を向く。
「ははっ。…ほんと、あなたといると飽きないな」
その奏甫の反応に花瑚は驚いていた。
笑った!
初めて奏甫の笑い声を聞けた。
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