第10話

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身体がカチンコチンに強張ってしまって、これじゃあ眠れない。 そう思っていたら、よっぽど疲れていたのか隣から寝息が聞こえてきて、ようやく身体から力が抜けた。 もぉっ、この隣人は。 人の気も知らないで、さっさと本当に眠ってしまった奏甫。 だけど脱力した花瑚も、寝息に誘われるように眠りについた。 雨音で目を覚ます。 ぐっすりと眠れたようで目覚めはスッキリしていた。 だけど・・・ あれ?何か部屋の雰囲気が違う。 ・・・なーんだ。 カーテンの色が違うからか。
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