第1話

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第1話

鳥のさえずりで目を覚ます。 なんて清々しい朝。 と思えたのも束の間で、ズキズキとした痛みと重さを感じる頭。 目をつむったまま枕元に置いてある目覚まし時計を手探りで取ろうと手を伸ばすと、何にも触れることなく虚しく空を舞うだけ。 あれ? ゆっくりと瞼を開いた視界に飛び込んできたのは、いつもの天井。 ・・・だけど何だろう。 ナニか違和感がある。 首を動かさずに目だけをぐるぐると動かし四方を見る。 痛む頭で気付いたのはカーテンの色が違うこと。
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