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はあ…まただ。
もう、これで何回目だろうか。
そっと僕は下駄箱を開け愕然と溜息が出る。
そして、下駄箱から靴を取り
ゴミや給食の残りカスが入った靴を持ち
何事も無かった顔でそのまま足を入れた。
「あいつ、そのまま履いたよ。汚ーい!」
後ろではクスクスと笑い声。
勝手に笑えばいい。
僕は強がっていた。
だって、ターゲットが僕にたまたま回ってきただけ。
みんな経験するから。
だから…だから…
この僕のクラスでは、ある女子のグループで
イジメが流行っていた。
そのイジメのターゲットは日に日に変わり、
ターゲットになると残酷なイジメをされていた。
それが、僕に回ってきた。
僕はあまりクラスでも地味な方でターゲットには
もってこいなのだろうと思った。
すぐに僕に飽きると思っていた。
でも、簡単にはいかなかった。
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