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「あ、あの……?」
「お前、小さいときにショッピングセンターで迷子になっただろ」
そういえば、斎藤家と本田家で出掛けたことがあったっけ……
「その時……」
゚+。。+゚゚+。。+゚゚+。。+゚゚+。。+゚゚+。。+゚
「千聖ー!千聖ー!どこだー!」
俺は、トイレの前でうずくまって泣いているお前を見つけた。
「千聖!心配したんだぞ?」
「ごめんなさぃぃぃ!!」
俺に泣きながらすがりつく千聖を見て、俺は決めたんだ。
「千聖は俺が一生守るって。それに、お前はいつも一生懸命だろ?そういうとこ……好きだから」
先生は、真っ赤に染まった顔を手で覆い隠した。
そんな風に思ってたなんて……女の子なら来るもの拒まずかと思ってた……
と、タイミングよく家に着いた。
「……返事、考えといて」
「は……い……」
私は気づいてしまった。
ずっと先生が……すーちゃんが好きだったんだって。
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