真城先輩の本性

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『俺はお前が好きだから婚約したんだ。』 先生に告られたっ……!! 先生はあの日以来、私に何も言ってこない。 もしかして、もう何とも思ってないとか? 「そんなの嫌……っ!!」 「何が嫌だって?」 「へ……?」 気がつけば私は授業中に1人、叫んでしまっていた。 バコッ!! そしてまた先生に教科書で叩かれる。 「お前、この前居残りさせたのに、まだ反省してねぇの?」 「し、してます……」 「ま、今日は何もする事ねぇから居残りはさせねぇけど、次やったらお前覚えとけよ?」 「はーい……」 なんか調子狂うな…… 私はまだ知るよしもなかった。 このあと、あんな恐ろしい事件が起こるなんて……
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