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「ああ、彼は僕の息子だよ。確か、君と同じ学校だったっけね」
「あの……先輩、加勢しに来たってどういう事ですか……?」
「千聖ちゃんのはじめてを親父に奪われたくないからね」
「え……?」
その瞬間、私は背筋か凍るのが分かった。
そして先輩は私の首筋にキスしてきた。
「や……やめてください……っ!!!」
一瞬、先輩は身を引いた。
「こんなの……真城先輩じゃないっ!!先輩はいつも優しくて、かっこよくて、素敵だったのに……」
「はぁ?そんなこと言われても、これが俺の本性だし。外面に騙されるそっちが悪いんだろ」
そして私は先輩に押し倒された。
もうだめっ……!!
そう思ったときだった。
豪快な音を立てて窓ガラスが割れる。
「誰だ……!?」
「千聖から離れろ、今すぐにな」
「そ、その声は……!!!」
そこには、金属バットを片手に立つ、先生がいた。
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