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「何やってんだよ。置いてくぞ」
「あっ、ちょっと待って」
俺が熱弁をしている間に、陵介は食器を返却口の所に置いて来たらしく、俺の前を通りすぎてスタスタと歩いて行った。
俺も急いで食器を片付けようとテーブルの上を見たら、そこに何もなかった。
俺は次の瞬間、陵介の所まで全力疾走して背後から陵介に抱きついた。
否、追突した。
「陵介ママ!ありがとう!大好き!愛してる!」
「誰がママだ。キモいんだけど。俺はお前が大嫌いだよ」
つか、大声で叫ぶな。恥ずかしい。
と、照れたであろう陵介ママに俺の頬はゆっるゆるだった。
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