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ケリン「なら、仕方ないですね。サウザンドウィンドは色んな業種の人が集まって形を成す総合ギルドで、冒険者から商人まで、いる人は様々です。優秀な冒険者もそれなりにいて、それなりに有名なんです。」
微妙に消極的な評価なのは気のせいか?
リオン「ほう。」
ケリン「あ、お二人もうちのギルドに来ませんか?あなた方がいてくれればものすごく心強いんですけど・・・。」
フリ「・・・ふむ。悪くない。最近刺激が欲しいと思っていた所だ。」
前世を踏まえると間違ってないが意味が違う。
リオン「俺は相棒について行く。」
フリ「じゃぁ、王都ガルガファムルまで連れて行ってくれ。俺も一度行ってみたいと思っていた。」
完全に旅人を装っている件。
ケリン「はい!喜んでお連れします。」
フリ「・・・君って随分物怖じしないよね?」
ケリン「そうですか・・・?」
フリ「普通はもう少し疑う所だけど。」
ケリン「うーん・・・そんなものでしょうか?」
フリ「人それぞれ、かな?」
ケリン「そう・・・ですね。」
返答をぼかすフリードリヒであった。
その後、ガルガファムル王国についての事を色々と聞いていたフリードリヒ。基本的な部分について様々な点が判明した。
まず王国では、西暦と同じようなシステムの王国歴を使用している事、そしてそれで行くと今日この日は王国歴726年6月11日の木曜日であることが分かった。
次に、王国には3つの正規騎士団と、幾つかの正規歩兵部隊、傭兵組織がある。王国は国王を頂点に、軍司令官が王の補佐役を行うと言う体制であるということ。
そして、王国自体が古い歴史を持つ事や、広大な領土を有することも聞いた。
フリ「結構すごいんだな・・・。」
ケリン「そうですね、国内には20ほどの騎士団がありますし。どれも歴史ある騎士団ばかりですが。」
フリ「へぇ~・・・。」
リオン「まぁ、この後の説明は抜きにしよう。百聞は一見に如かずとも言うしな。」
フリ「せ、せやなw」
結構博識?www
ケリン「今日はここで夜を明かしましょう。簡易結界は張りましたし。」
フリ「ん?一応結界設置しましたが?」
ケリン「え、あ、本当ですね。気付きませんでした・・・。」
フリ「フッ、寝るか。」
メシ?携帯食料貰いましたよえぇ。
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