8人が本棚に入れています
本棚に追加
お世辞にも旨いとは言いにくい代物だがまぁ、改良の余地はあるだろうな、と言う様なもんばっかりだったがな。
リオン「zzz・・・」
リオンが既に寝ている件について。
フリ「寝るの早いんだったなお前・・・。」
ケリン「ドラゴンって、みんなこうなんでしょうか・・・?」
フリ「リオンの特性てか特技なんだと思う。狸寝入りっつっても無理がある寝つき方してっから。」
ケリン「そうですね・・・。」
えぇ、もう大人しく考えるのやめましたよw
寝よう。
それから2日経った日の午後、フリードリヒ達3人はガルガファムルの城壁を目前に捉えていた。馬車の荷台に乗っての移動であった。
フリ「翼は隠すか。ミニミラージュ。」
リオン「そうだな、ミニミラージュ。」
視覚に訴えかける隠匿魔法を使い翼を隠す。但し影は消せない。
ケリン「もうそろそろ着きますよ。」
フリ「そうか、どんな町並みなのか、楽しみだ。」
ケリン「良い街ですよ。皆さん親切にしてくれますし。」
リオン「ほ~う?」
二人それぞれに興味を持った王都は、目前にあった。城門には兵士が両脇に控えているのが見えた。
ケリン「門番さん、お勤めご苦労様です!」
門番「おぉ、ケリンか。その荷台に乗っておられる方々は?」
おうケリン、門番と知り合いってどういうこっちゃ。
フリ「道すがら偶然この娘さんと会ってな、ガルガファムルまで連れて来て貰ったんだ。こっちは俺の従者だ。」
門番「そうか、ではこの入出城帳に名前だけ書いておいてくれ。」
フリ「分かった。」
随分としっかりチェックするもんだ、感心だな。
フリードリヒとリオンは、渡された大きめの手帳に名前を書き込んでいく。
門番「ふむふむ・・・フリードリヒと、リオンか。旅の者の様だな、王都観光、楽しんでいくといい。」
ケリン「あ、この二人、私のギルドに関心を持ったみたいなので、これからお世話になるかも知れません。」
門番「そうか、千の風にまた人が増える訳だ。」
ケリン「はい!」
門番「よし、通っていいぞ。」
ケリン「はい、では!」
フリードリヒ達は城門入ってすぐの所で馬車を返却し、徒歩で南門から南大通りにあると言うギルドへと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!