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「うっーし!!!アッキー準備いい?」
3人は学校の地下にあるトレーニング場に来ていた。
準備体操を終えた綺月は、千秋問いかける。
「おーう、大丈夫大丈夫!いつでもかかってこーい!」
千秋も、準備が整ったのか戦闘態勢に入る。
「いよっし!それじゃはじめますか!」そう言うと綺月は手の平を地面にかざす。
「こいっ!ウィンドスピア!」
その瞬間、手のひらから凄まじい風圧と共に槍が現れる。
これは、能力者に与えられる専用武器でありその種類は使用者の性能に合わせてその形、能力を変える。
千秋も両手を繋ぎ前に突き出した。
「こいっ!!!!ブリュンヒルデ!!!」
そう叫ぶと、両拳と両足に甲のようなものが装備される。
相変わらずゴツイ形のガントレットとレガースだこと・・・。
私が、そう考えてるのがわかったのかギロっとこちらを睨みつけると早紀の開始の合図を待たずしてこちらに凄まじいスピードで詰めてきた。
「ふふ!先手必勝!」
千秋のガントレットからは今にも飛び出しそうなほどの蒸気を噴出しながら真っ赤に染まっていく!
「いきなりそれ!?・・・でも千秋・・・それって・・・フライングだよ!」最後まで言い放つ前に私は千秋の下腹部辺りに接近するように身体を屈める!
「貰った!」槍を逆手に持ち替え刃のない部分で千秋の横っ腹めがけて振り抜く!
直撃!とは行かない硬い感触がぶつけた部分から直に手に伝わる。
だが、ぶつけられた衝撃で後方に仰け反った千秋の腹部には硬い甲殻のような物が装着されていた。
「ちょっと!!!なに変身してるの!?ずるいよそれ!!!」
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