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死ぬのか?何も分からないまま。こんなぼろ雑巾みたいに打ち捨てられるように朽ち果てるのか?
ふざけるな!こんな!こんな死にかたなんてあってたまるか?!死にたくない!まだ!まだ!生きていたい!
神様!女神様!聖母様!なんでもいい!この際悪魔だろうが邪神だろうがかまわない!誰か!誰でもいいから助けて!死にたくない!生きていたい!
そんな俺の意思は関係なく俺の体は冷たくなり、意識は欠き消えた。
「ふむ、欲深い魂の叫びの主はこれか。手遅れ……いや、リッチに渡せばあるいは……ククッ喜べ人間貴様の願い叶うやもれんぞ?」
一人の少女は無造作に肉の塊を一ヶ所に集めると持っていた大鎌の石突きで地面を叩く。すると血溜まりが動きだし幾何学模様の書かれた陣が作られると光が溢れ、それが収まると足元に転がされていた肉塊ともども少女は消えていた。
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