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「やだ‥‥‥見ないで‥‥」
「ダメ、見たい」
「舜平さん‥‥この格好、恥ずかしい‥‥。気になって、集中できない‥‥」
「じゃあ、こうすれば、集中できるよ」
舜平は麻莉の浴衣の帯を取ると、麻莉を目隠しした。
目の前が真っ暗になって、麻莉は不安で怖くなった。
「舜平さん……。怖い……」
「麻莉、大丈夫。怖くないよ」
舜平は麻莉の耳元で優しく囁いて、麻莉の耳たぶをやさしく噛み、耳の中に舌を入れた。
「……………っん」
くすぐったりような、それでいて、意識が奪われるような、快感が身体をめぐる。
「麻莉…。俺だけを感じて…。俺のことだけ考えて…」
(…………………トクン)
その言葉は麻莉の刺激と酔いで、意識がふわっとしている麻莉にも、ストンと胸の鼓動に届いた。
舜平だけを感じたい。舜平のことだけ、いつも考えている。
麻莉の意識は魔法が掛かったように、舜平だけにすべてが向かった。
麻莉が抵抗するのを止めたのが分かると、舜平は耳元から、首筋、鎖骨、胸へと吸い付く唇をずらし、膨らんだ尖りを舐めた。
両手と口の両方で胸全体を集中的に刺激される。
目隠しをしているせいで、麻莉は自分が舜平のどういうことをされているのかを自分で想像するしかなかった。その想像がより麻莉の意識を快楽へと導く。
麻莉が腰を浮かせて、刺激を求めて身をよじったので、舜平は下へ下へと唇をずらし、愛液の溢れ出すもとに吸い付く。
「あぁ……あ…………」
暗闇の中で感じるその刺激が強く、麻莉は腰を浮かせて逃げようとする。
舜平はつかさず、麻莉の腰を両足を身体の重みと腕の力で開いて、押さえつけ、麻莉が刺激から逃げることを阻止した。
「っ!!や……やぁ……ん」
舜平は今度は麻莉の身体で一番敏感で弱い部分をやさしく手でつまんだ。
そして皮の中から出てきたそれを、舌で優しく撫でまわし、優しく吸い付く。
「…………………………!!!」
今までにない強い刺激が全身を突き刺した。
舜平はそのまま舌の先端を優しく一定速度で動かした。
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