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渚は、昼下がり1人でベランダにて景色を眺めながら思いにふけっていた。
最近恋人2人がやけに、色っぽく誘ってくる事で悩んでいるのだ。
ぞくにいう、チラ見せ率が明らかに高い。
シャツから覗くブラ、谷間
ホットパンツ
お風呂上がりのタオルを巻いた姿
恋人として付き合い、キスまでいき、同棲して3ヶ月間が経つならば、それは普通の流れで。
渚自身も性欲がないわけではなく、2人にはいつもドキドキさせられているが、中々次のステップに行くことが出来なかった。
「どっちと?先?」
同時というわけにもいかない。
それが最大の悩みでもあった。
「このまま、エッチなしでもいいかなぁ。」
なんて、非現実的な事を考えていれば、途端に面倒くさくなった。
この面倒くさくなる性格は、一向に直らない。
「よーし、昼間だけど飲んじゃお!」
お酒はいい。
前の会社にいた時は飲む時間もなかったが、今は好きに飲める。
「近場で立ち飲みあるかな?」
もっぱら家で飲む(2人の強制)事が多かったが、1人で飲むのもたまにはいいだろう。
財布と携帯片手にふらっと出掛けてみた。
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