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めちゃめちゃ恥ずかしい!!!
渚は、恥ずかしさから心の中で叫びながら、目をギュッと閉じた。
タオルを体に巻いて出て来た2人に、交互にキスされ、耳の穴にまで舌を入れられ、もう心臓がオーバーヒートしそうだった。
「い、伊織さん、着けすぎ!」
腕や胸に小さなキスマークを次々つける伊織を制ししようとしたが、彼女は耳に髪をかけながら見つめてきた。
「好きなの、渚さん。」
ずるい、そんな顔。
渚はその熱のこもった目に見つめられ、ぐっと唇を噛んだ。
見とれる暇も無く、もう1人の恋人が下半身を激しく愛しているのだ。
「い、いおりぃ。」
思わずいつもの呼び方も忘れ、抱き付いた。
迫り来る刺激に抱き付いていなければ不安だったのだ。
しかし伊織は抑えきれない感情をぶつけるように、激しく口内を荒らし、全身をまさぐった。
柔らかな肌と、熱い体温
やけるような舌の熱さと強弱のある指
痺れる脳と跳ねる体
全てが初で、喋ることもままらない。
二匹のメヒョウに貪られる感覚だった。
「もぅ・・・むりぃ・・・。」
精一杯出した声も、2人には届かなかった。
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