ネコ時々タチ

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童貞の男が経験を持つと自信に溢れると言うが、 その理由が分かった気がする。 私は今、悟りが開けたような気持ちだ。 「なーぎさ、こっち向いて。」 2人に抱かれた朝、伊織は仕事に出かけ、絵梨花は休みで裸のまま渚に抱き付いていた。 甘い声で、満足げに絡み付いてくる。 濃厚なキスに変わる前に、絵梨花の口を手で押さえた。 「絵梨花、もうしないからね?」 「今日はせっかくの独り占めデーなんだし、いいでしょー。」 「人の腰が立たないくらいしたのは、絵梨花だよ。」 「違うわ。伊織ががっついて朝までしたからよ。」 「絵梨花も充分、がっついてたよ。」 比率からしても、引けを取らないほど2人とも朝までしてたよ。 初セックスを終えた心境は、少しだけの自信だった。 2人の美女に核心的に愛された証は、引け目を消してくれた。 「次は私の番だから。」 「え?」 ゴロリと体勢をかえ、絵梨花を見下ろした。 顔にかかった髪を指先で払い、唇をなぞった。 この綺麗な顔が快楽で歪む姿を見たい。 渚の中で生まれた余裕にも似た自信が、ゾクゾクと絵梨花の身体をおかしていった。 「独り占め、堪能して。」 「・・・・うん。」 うっとりとした、期待に満ちた絵梨花にじん、と身体が熱くなった。
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