第7章 夜のミツバチ

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「……ど、どういうこと?」 どういうことかなんて 聞くだけ野暮だと分かってはいるけど――。 「だから本気になりかけたってこと」 聞かずにはいられなかった。 「本気に?」 「ああ」 だって ほんの一瞬だ。 いくら見てくれが 変わったとはいえ――。 「あれだけで?」 「ああ」 ほんの一瞬 目が合って微笑んだだけで本気に?
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