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「おまたせ・・・、My Sweet・・・」
貴子は耳に馴染んでしまった、
その甘い声に跳ねる様に顔を上げる。
「・・・な・・・んで・・・」
藤谷はそんな貴子の頬に手を添え、頭上に口付ける。
「・・・そんなに心配しないで、My Sweet・・・
今日は君のマネージャーに徹するから。」
そんな、と貴子は泣きそうになる。
友人たちの前で
藤谷と二人並んで、何事も無い顔をするなんて芸当、
自分に出来ると思えない。
そんなの耐えられない、と貴子は気持ち悪くなる。
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