9/10
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
  ならば、 嫌々、仕方なくなのか 初めに関わった事を後悔しているのかと言えば そうではない、と文也は言う。 「別に、そんなことはどうでもいいんだよ。」 そう、文也は言う。 大事なのは、 何を成すかではなく、どう生きるか、だと彼は言う。 文也は自分というモノがしっかりしているから いつ振り回されても、何に巻き込まれても 状況に対応するだけで、何も変わらない。 何をしていても、どこにいても 彼は砂田文也としての個を決して失わない。 そんな、とても、とても稀有な人。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!