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ならば、
嫌々、仕方なくなのか
初めに関わった事を後悔しているのかと言えば
そうではない、と文也は言う。
「別に、そんなことはどうでもいいんだよ。」
そう、文也は言う。
大事なのは、
何を成すかではなく、どう生きるか、だと彼は言う。
文也は自分というモノがしっかりしているから
いつ振り回されても、何に巻き込まれても
状況に対応するだけで、何も変わらない。
何をしていても、どこにいても
彼は砂田文也としての個を決して失わない。
そんな、とても、とても稀有な人。
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