第1章

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1人悶々と考える私に痺れを切らしたのか"それでさっきの続きだけど~…"と、凛は話を切り出した。 『あ~、席に立つ前のね。 どうしたの?』 パッと考えるのをやめて凛の方へと視線を向ける。 「む~。 やっぱり聞いてなかったんじゃん。」 『うん。ごめんね。 ついぼーっとしてて…。 今度はちゃんと聞くから、ね?』 少し不貞腐れた凛を宥めるように微笑む。 「ちゃんと聞いてよ~? あのさ、あたし彼氏出来たじゃん?」 『ああ、うん…確か一昨日に出来たって喜んでたね。 結構格好いいって評判の…。』 ぼや~っと、凛の彼氏を思い出す様に天井を眺める。
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