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1人悶々と考える私に痺れを切らしたのか"それでさっきの続きだけど~…"と、凛は話を切り出した。
『あ~、席に立つ前のね。
どうしたの?』
パッと考えるのをやめて凛の方へと視線を向ける。
「む~。
やっぱり聞いてなかったんじゃん。」
『うん。ごめんね。
ついぼーっとしてて…。
今度はちゃんと聞くから、ね?』
少し不貞腐れた凛を宥めるように微笑む。
「ちゃんと聞いてよ~?
あのさ、あたし彼氏出来たじゃん?」
『ああ、うん…確か一昨日に出来たって喜んでたね。
結構格好いいって評判の…。』
ぼや~っと、凛の彼氏を思い出す様に天井を眺める。
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