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先輩のその言葉、その表情のせいで心臓がバクバクと激しく音をたてている。
ほんのりと赤くなった頬は限度を知らないのか、どんどん熱くなっていく。
真っ赤になったのが恥ずかしくて無意識に顔を床に向けた。
『あ、いえ、その、えと……。』
頑張って何か答えようと口を開くが上手く喋れない。
もう、頭の中が真っ白だ。
…………先輩の馬鹿。
ボソボソと何か喋る私の声が聞こえないのか"ん?"と首を傾げて聞き返す。
『め、迷惑じゃないです!!
それでは!!』
バッと顔をあげながら答えたあと、先輩に背を向けて凛がひっついてる机へと走り出す。
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