第1章

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ジリジリジリジリー ジリジリジリジリー 目覚まし時計のようなアラーム音 隣の女性が手にもっていた携帯を開いた 「ん!?メールか」 違和感 なぜか…モヤモヤする…… 6月の梅雨。 今は小雨。 信号待ちの僕と女性。 シトシトシトシトシトシトシト ずっと携帯を睨む女性 それをみてる僕と紫陽花の花 ピーポーピーポーピーポー 救急車が通っていく 「雨やまないな」 地面はキラキラと反射して ちょっとだけ美しくみえる なんだろう…この…違和感…… 紫陽花。 カタツムリ? 赤い紫陽花??? 「あ……………」 女性と目が合った…… ………… …… …………………あっ キュルキュルー ドカーンガシャッ グシュグシュグニャリ ジリジリジリジリー ジリジリジリジリー 知ってる?あそこの交差点で事故があって男と女が死んだらしいよ 必ずくるんだって メールが… 「またか、」 ジリジリジリジリー ジリジリジリジリー 「メールです。」 「またか、」 ……… …… ………………あっ そういうことか…… 僕は………………
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