第1章

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========================== From:エミリ To:自分 subject:みっくんへ _________________________ 久しぶり~! と言っても、まだ1か月ぶりか!(^^)! 別れてから、まだそんなに時間が経ってないけど、 みっくんが毎日どうしているのかな~って気になったりするよ 一緒に生活していた頃は、毎日映画見たり、二人で同じ小説読んだり、ごはん作ったり。 今、思えば当たり前のように過ごしていた毎日が、とてもかけがえのない大切な時間だったんだなって思います。 大切なみっくんと別れると決めたのは私だからしょうがないけど……。 毎日生活していた時は、きっといつかこの人と結婚して、この人の子供を生んで、そしておじいちゃんとおばあちゃんになるのかなあとか考えていたけど、 それは幻だったんだね お礼を言わせてください 毎日、たくさん好きって言ってくれて、ありがとう 毎日、たくさん笑わせてくれて、ありがとう 毎日、たくさん楽しい気持ちにさせてくれて、ありがとう 毎日、たくさん愛してくれて、ありがとう 起業するっていぅみっくんの夢、その為には難しい資格を取るために勉強しなきゃいけないていう事。 私はみっくんの事を見ていて、応援するって決断したんだ。 でも……。 どうして、他の女の子と一緒に住んでるの? 渋谷でみっくんの隣を歩いていた女の子は誰? 資格の勉強はいつしてるの? 海外留学も視野に入れてるって言ってなかった? どうしてみっくんの部屋から知らない女の子が、みっくんのTシャツ着て出てくるの? どうして、みっくんの部屋の鍵を持っているの? 何でその女性にたかしくんって呼ばれてるの? たかしくんって誰? 私が別れようと言ったとき、えみり以外は考えられないって言ってくれたのに、どうしてその子に好きって言ってるの? ずっとみっくんの部屋の音を聞いてるよ 全部、知ってるよ おい。どういう事だよ 答えろよ ああああああああああたしの金返せよおおおおおお! おい!!!!!!!!! てめえのせいで人生破滅だろおおがあああ! この野郎! 一生呪いかけてやる! 絶対に許さない!!!!!!!! 今から行くから待っててね!
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