色彩豊かで完全に透明な食物の章

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●ハンバクノツ(反駁の「っ」) 議論をするにあたって、相手に反論することを反駁すると言う。そしてこの反駁が多いと「っ」が出てしまうことがある。 「ってさっきから言ってるじゃねーかよ」 「っつーか、俺の意見聞いてなくね?」 「ったくよー、話だけでも聞けって」 のように、文頭に「っ」が出てくる。これをニグレブ人や雪間らし(ススマラシ)をする人々は、多く行うのである。当然、空間にも反映されるのは”phage”の空間特質でもあるのだ。。 「っ」が二つ集まると「ハート型」となり、それが何本も角度を変えて集まると、果実のような形となる。反駁さえ続けば内にも外にも実が詰まり、溜まっていく。 これが一定以上大きくなったものをハンバクノツと呼び、ニグレブでは「7つの喜食(きじき)」として崇めている。 特筆すべきは、その食感である。受けた力を地面に対して直角に反射する性質を持つので、口で頬張ると、噛んでいるハンバクノツは?複数箇所かじられることになる。 つまり、空間転移風味も同時に味わえる至高の食材だと言えるだろう。 ただし、ユニオノールが「冥王爆弾」の基礎としたことも忘れてはならない。 ハンバクノツは、地上と舌の上で弾けるが、どちらがより正しいか皆さんならお分かりであろう。 ◆主な調理法  ・煮込みハンバクノツ  ・ハンバクノツ・ノイ・モイ(梅雨限定)  ・ハンバクノツのバーガー  ・たんぱく質のバーガー(代用食)  ・LEDとかに入っているやつ(ダイオード)  ・自分専用のヨードチンキ(マイヨード)  ・大英人の軍人が言う言葉(マイロード)  ・老人のコヨーテの自己紹介(わいコヨーテ)  ・ロックマンの永遠の敵(Dr.ワイリー)  ・「先生、薬が効いてきています」小此木さん  ・「いや、まだ不十分だな」小此木さん  ・「そうね、様子をみなきゃ」小此木さん ◆関連項目 冥王爆弾……ハンバクノツの繊維を丁寧に解き、それを正十六面体構造に変化させる。そのハンバクノツ・コアに、粒子爆弾をぶつけるなどして、効力を16倍以上に高める戦略兵器。かつての最大の死者数は50,000,000人である。学園祭などで使われることでも有名。
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