色彩豊かで完全に透明な食物の章

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●棚(タナ) 高螺知県(かたらち県)、前醋腹(まえずばら)市から、カレン経由で、ニグレブに流通した食材。 非常に長方形であり、内部も長方形であり、内部の直方体を構成する直方体の面全てが長方形であり、長方形で調和している。 空気で満ちているため、可燃する際に注意が必要とするマギマグ書があるが、あれは虚偽である。実際は、火や炎や熱に弱い。ごく程度の低いオ・ノーでも焦げてしまうほど繊細な食材である点に留意して欲しい。 食べる前の下処理として、  1)土に埋める  2)サスラミッドを上に置く  3)人間の髪があれば、それを置く  4)ずーっと観察する  5)たまに寝る  6)そぼぎ笑いながら起きる これをすることによって、サスラミッドの奥歯から抜けるような香りが棚に染み込むと同時に、幾分柔らかくなり、持ち運びが不便になって盗難の心配がなくなるのである。 落ちたのを拾ってすぐ食べるさいは、甲羅義の方向を向いて食べるのが良いとされているが、真相はゼブ人しか知らない。 ◆主な調理法  ・「棚パン」  ・「棚としめじのオムレツ」  ・「ライト棚とシェフの怒り」  ・「シェフの怒りに任せた棚」  ・「妻の怒りに任せた棚」  ・「昭和の女に任せた棚」  ・「受刑者に任せた棚」  ・「ジョージ・ターナー」  ・「ブルーベリー・ラブ」  ・「サスペンダー賞」  ・「三大エコ大賞」  ・「シヒビレたマ日々」  ・「日替わり棚」  ・「って声がさっきから聞こえます」  ・「うーん、頭の中ではありません」  ・「外部からです」  ・「いいえ、上ではありません。周囲です」  ・「ええっとー、はい」  ・「もう時間ですか?」  ・「待ってください!!!」  ・「小此木先生!!!」 と、人気の調理人やバングー達が競いあって、棚料理の幅を広げている最中である。近年ではペペラと一緒に出すタイプの店舗やSSが増えている。
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