色彩豊かで完全に透明な社会体制の章

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●大沈降(だいちんこう) 自然現象ー軍事 ペシャムやトゥワームの世界が、メタ的に見ても直視しても平面で構成されていることは”phage”でも科連でも遍く知られている。 空間に、シーツに鉄球を落とし込んだような窪みができ、遂に雫のように一粒の空間が、よぼぎ落ちる瞬間がある。厄災か天恵が得られるので吉兆を予見するためにも利用されてきた。 ペシャムでは「トウゴー・シッチョウ・ショー」と呼ばれている不可思議な病気があるが、これに罹患した人物が落ち込むことが多い点が指摘されている。 この大沈降を、歴史的な建造物に当てはめると、「大英知」や「司法戦機」の存在を無視しても建造可能になるために、歴史学的なアプローチは無しに等しい。 しかし、軍事的に利用する例は多々あり、科連は「ハルサメ型戦闘機」を、テクニ(万葉の、マハノ)は、「大ピラトー戦略」を、それぞれ、トゥワームとゼブより大沈降で得た。実戦投入もされている。 大沈降を経験するすべての物質や存在が、「響あるねねみし風味」を体全身で浴びることも注目されている。原因は「愛」だとする仮説が最も多く、この観点から、思考(人間が持つ情報)には、明確な質量があることが証明された。 ◆ 大沈降の一覧 ※文献が科連の物のため、上帝歴で述べる。   ・「小此木さん」    上帝歴前020年か、前8900年頃   ・「マイナーブランド」 上帝歴前0239年   ・「B」        上帝歴前0433年   ・「チェルノ・フクシマ」上帝歴前0533年   ・「属性としてのB」  上帝歴前0538年   ・「小此木さん再訪問」 上帝歴前0539年   ・「小此木さん再々訪問」上帝歴前539年 三度目 小此木さんの属性や特性については、科連が独占しているため、一般には公開されていない。”phage”もまた、第一?郭か第二郭でないと把握していないものと思われる。
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